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@五郎沼遺跡


五郎沼
喜郎拷遺跡は、国道4号線の西側南日詰字箱清水に所在し、紫 波町指定文化財「樋爪館跡」の中にあります。 現在は南北に細長い形ですが、これは明治以降の干拓によるも ので、それ以前は現在よりもおよそ2倍西側に広がる形で、大き さは南北450m、東西250mと広大なものでした。 造成年代は、 1 2世紀奥州藤原氏の時代と推測され、樋爪館の 造成時に、居館の構成要素として同時に達成された「池」と位置 付けられます。 大正末ごろに沼底の泥上げ作業をしたとき、数多くの「かわら け」が発見されました。平泉の奥州藤原氏と同じように、樋爪一 族が船を浮かべ酒宴を催していたと考えられます。 伝承では、館主の樋爪太郎俊衛の弟、重郎季衡が好んで遊泳も たことから、五郎沼と呼ばれたとされています。沼を一周する約 1 kmの散策コースがあり、五郎沼経塚跡や指定文化財の箱清水 石卒都婆群などを巡ることができます。 春は桜並木が水面に映え、初夏には800年余の時を経て建っ た蓮の花が咲き競い、冬になれば白鳥の群れが訪れる人気の観光 スポットでもあります。